(写真:jp24h.com)
ロシア軍がウクライナ東部ドネツク州アウディーイウカに迫っていることが明らかになりました。この地域にはウクライナ軍の重要な拠点である欧州最大級のコークス工場があります。アウディーイウカが制圧されれば、ウクライナ軍の補給線が断たれる可能性があり、戦闘の激化が予想されています。
アウディーイウカの戦況が注目される
アウディーイウカは、親露派が押さえる州都ドネツクから約15キロメートルの位置にあり、露軍の重要な攻略目標となっています。米国の政策研究機関である戦争研究所による分析では、露軍は南北からウクライナ軍を挟撃する形で進軍しているとされています。
補給線断たれる恐れ
コークス工場が露軍に制圧された場合、ウクライナ軍の補給線が断たれることになります。工場は要塞化されており、露軍による攻略は容易ではないとされています。しかし、制圧されればウクライナ軍の戦況は一気に悪化するでしょう。
ゼレンスキー大統領の発言
ウクライナのゼレンスキー大統領はビデオ演説で「ロシアから黒海の主導権を奪還した」と述べました。ウクライナは南部クリミアに拠点を置く露軍黒海艦隊への攻撃を強化しています。
この情勢は非常に緊迫しており、ウクライナの安定を脅かすものとなっています。続報に注目です。