イスラエル軍の空爆で子供を含む26人が死亡、一部患者がシファ病院から退避

イスラエル軍がガザ南部のハンユニスを空爆し、子供を含む26人が犠牲になりました。イスラエル軍はハマス壊滅のために北部への地上侵攻を広げる準備を進めており、一部の住民には退避勧告が出されています。一方、ガザ市のシファ病院では軍の捜索作戦のため、一部の患者が退避したと報じられています。

イスラエル軍の作戦とハマス

イスラエル軍はハマスが存在する地域での作戦を実行しており、北部への侵攻を予告しています。しかし、ハマス指導者の殺害には至っていません。軍は、ハンユニス近郊の住民に退避を促すビラの配布など、南部での作戦を進めています。

シファ病院からの一部患者の退避

軍によると、ガザ市にあるシファ病院はハマスの司令部と考えられており、軍は捜索を続けています。そのため、一部の患者が退避したと報告されています。病院幹部は軍の命令に従ったと語っていますが、軍はこれを否定しています。なお、軍は病院内で新たな地下施設を発見したと発表していますが、詳細は明らかにされていません。

燃料の搬入を認める一方、人道危機は困難

一方、イスラエル政府はガザへの燃料の定期搬入を認めました。これまで国連の支援物資を運ぶトラック用の燃料搬入は限定的でしたが、浄水設備や病院の発電機用の燃料も認められることとなりました。イスラエルはハマスの燃料利用に懸念を抱いており、国際社会の批判をかわす狙いがあるものの、搬入量は不十分で人道危機の改善は難しい状況です。

この記事のソースはこちらです。