北朝鮮の衛星発射、明日が可能性!ロシアの協力で技術向上か。金総書記の健康不安は?

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北朝鮮が人工衛星の発射を予告しました。なぜ衛星の発射にこだわるのでしょうか?

そして、北朝鮮の金正恩総書記がロシアのラブロフ外相と会談してから、現在まで32日間も姿を見せていません。これは過去2番目の長さです。なぜ、姿を見せないのでしょうか?

11月22日以降、明日にでも衛星発射の可能性

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11月22日以降に衛星を発射する可能性があるということですが、なぜ北朝鮮は衛星の発射にこだわっているのでしょうか。

北朝鮮は今年の5月31日と8月24日に衛星を発射し、どちらも失敗に終わりました。韓国側の見方によると、エンジンに問題があったとされています。

衛星の発射にこだわる理由は、この衛星が「軍事偵察衛星」であり、これを打ち上げることによって日本、アメリカ、韓国にとって脅威となるからです。

北朝鮮にとっては今回が3度目の挑戦となる衛星発射です。北朝鮮は絶対に成功させたいと考えているのでしょうか。

李相哲教授(龍谷大学)によると、「今回ばかりは失敗は許されない。経済が大変な状況の中で、何をやっているんだという声が高まっている。そんな中で衛星を発射するということで、今回まで失敗したら説明がつきません。それから、そもそも軍事偵察衛星を持つということは、核保有国にとっては必須条件なんです。今までは“目を持たない状態”でミサイルを打ったりしていましたが、もし彼らが軍事偵察衛星を打ち上げると“目を持つ”事になりますから、日本、アメリカ、韓国にとってはかなり脅威になることは間違いないですね」と語っています。

北朝鮮が攻撃を仕掛ける可能性も考えられますが、衛星発射が成功すればさらに脅威が高まると考えるのは妥当でしょう。

李教授は続けて、「衛星を持つと、アメリカの空母が今どこにいるのか、自分たちが打った弾道ミサイルがどこに正確に命中したのかということだけではなく、韓国軍やアメリカ軍が一緒に訓練をする様子や、そういった軍の配置などを見ることができるんです。ですから、北朝鮮にとっては是非とも必要なんです」と述べています。

このように、北朝鮮の衛星発射には重要な意図があります。明日にでも発射される可能性があるので、注目が集まっています。

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