北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記が、軍事偵察衛星「万里鏡1号」の発射成功を報告しました。これにより、北朝鮮は「目」と「拳」の両方を手中に収め、万里を見下ろす能力と万里をたたく力を手に入れたことになります。
北朝鮮の衛星打ち上げに成功
北朝鮮は今年2度の失敗を経て、3度目の挑戦である今回の打ち上げに成功しました。韓国政府も「正常な軌道に進入した」と評価しています。
偵察機能の実態は不明
ただし、衛星の実際の偵察機能についてはまだ不明な点が多いです。北朝鮮はロケット打ち上げ技術については一定の基礎を持っていますが、偵察用のカメラやデータ送信技術には不足している可能性があります。
今後の打ち上げの可能性
韓国の専門家は、北朝鮮が5基程度の衛星を追加で打ち上げることを予想しています。これにより、朝鮮半島の偵察を2時間ごとに行うことができるようになるでしょう。
北朝鮮にとっての重要な獲得
北朝鮮は核やミサイルを保有していますが、攻撃対象を絞り込むための偵察能力が不足していました。そのため、偵察衛星の獲得は北朝鮮にとっての重要な目標でした。
金総書記は以前の報告で偵察情報収集能力の確保を目指しており、軍事偵察衛星の打ち上げはその一環です。
ロシアの支援による成功
今回の衛星打ち上げには、ロシアの支援があったとされています。露朝関係はウクライナ侵攻以降、接近しており、軍事協力についても話し合われました。
韓国の国防相も、ロシアの支援によって北朝鮮が衛星を載せるロケットのエンジンの課題を解消したと述べています。
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