【独自】なぜ?大量の「ゴルフボール」が宮古島の海に 1時間で529個回収…劣化で“有害物質流出”のおそれも

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宮古島の海に、丸い石のような物体が広がっている光景をご存知ですか? 実はそれ、ゴルフボールなんですね。

変色したボールも…「海にはまだ5000個くらいある」回収作業の様子

「おびただしい数だった」海に潜り回収作業

沖縄県の宮古島は日本有数の美しい観光地ですね。そして、その美しい海の中にはなんと、たくさんのゴルフボールが転がっているんです。

若林泰介さんによると、「あの海はゴルフ場がある海なんです。すぐ隣、崖を登ったところにコースがあるんですよ」とのこと。どうやら、海沿いにあるゴルフ場から飛んできたボールが海にたまっているのではないかと推測されています。

宮古島の海を守るため、若林さんは仲間たちと共に海に潜り、ゴルフボールの回収を試みました。約1時間の作業で、彼らは529個のゴルフボールを回収しました。中には変色し、かなりの期間放置されていたボールもあったそうです。

ただ、回収できたのはほんの一部で、まだ海には約5000個のゴルフボールが残っていると言います。

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専門家は海洋生物への影響を指摘

若林さんによると、まだ海底に残っているゴルフボールの数は約5000個もあるとのことです。

海洋生物に詳しい専門家は、残されたボールの危険性を指摘しています。時間が経つとボールは劣化し、その過程で有害物質が流出する可能性があるのです。海洋生物にとってさまざまな害をもたらす可能性があると考えられています。

宮古島のゴルフボール問題には、過去にも事件が起きています。2022年11月には、ゴルフボールを海に打ち込んだ70代の男性が廃棄物処理法違反の容疑で書類送検され、2023年4月には罰金30万円の略式命令が下された事例もありました。

宮古島の海沿いにはゴルフ場がありますが、幸いにも彼らは清掃活動を行っており、「年に1回清掃活動を行っていて、今後も続けていく」とのことです。

引用元: 日本ニュース24時間

ゴルフボールの回収作業はまだまだ続くようです。宮古島の美しい海を守るために、私たちもできることを考えていきましょう。