兵庫・赤穂市お試し暮らし住宅好評「移住の一助に」

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お試し暮らし住宅を利用して移住した西村淳一さん夫婦。念願のログハウス生活を満喫している=兵庫県赤穂市
お試し暮らし住宅を利用して移住した西村淳一さん夫婦。念願のログハウス生活を満喫している=兵庫県赤穂市
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 兵庫県赤穂市への移住希望者に仮住まいを提供し、試験的な移住体験を提供する市の事業「お試し暮らし住宅」が好評だ。平成28年9月の事業開始から今年7月末までに延べ92組204人が利用し、6組16人の移住につなげた。3LDKの木造平屋住宅を1日わずか1000円でレンタル。豊かな食文化や自然環境などに魅了されたリピーターも多い。お試し暮らし住宅を利用し、29年2月に移り住んだ西村淳一さん(64)夫婦は「街の雰囲気を体感できたので、移住実現の背中を押してくれた」と振り返る。(植木芳和)

 お試し暮らし住宅は市内の空き家を活用し、2泊3日から13泊14日までの期間で市内での生活を体験してもらう仕組み。市が購入した戸建ての空き家を約400万円かけてリフォームし、家電製品や家具のほか、布団などの生活用品一式をそろえた。「かばんひとつで即入居できる」(市担当者)住宅は定員5人以内で、利用料は1日1000円(駐車場込み)。

 利用者は、28年度=16組33人▽29年度=36組85人▽30年度=28組119人。今年度は7月末までに12組28人。平均利用日数は1回5日間で、リピーターでは6組が2回、2組が3回利用した。4、5回の利用も各1組あった。

 28年秋に利用した西村淳一さんと利恵さん(60)夫婦は、淳一さんの定年退職を機に兵庫県明石市のマンションを離れ、田舎暮らしを検討していた。赤穂市のお試し暮らし住宅で2泊3日を過ごし、市内の観光名所や住宅街などを散策。住民に街の様子を聞いたり、スーパーで買い物したりして街の雰囲気を体感した。

 淳一さんは「市内に高い建物がなく、瀬戸内海に臨むのんびりとした空気が肌にあった」と振り返る。利恵さんは「ホテルではなく一軒家を拠点にした生活は現実味があり、移住への距離が一気に縮まった」と話す。

 夫婦は現在、赤穂市木津で長年の夢だったログハウス暮らしを満喫している。畑仕事に汗を流しながら、まき割りなど不便な面を逆に楽しんでいるといい、利恵さんは「いきなりの田舎暮らしに躊躇(ちゅうちょ)するのは当然だが、お試し暮らし住宅で慣らすのも一考。迷っている人にはおすすめできる」と笑顔で話す。

 市市民対話課は「空き家の情報発信強化をさらに図り、定住人口の増加につなげたい」とする。概要は市のホームページに掲載。問い合わせは同課(0791・43・6812)。

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