米共和党のリズ・チェイニー前下院議員（ゲッティ＝共同）
【ワシントン共同】米共和党のリズ・チェイニー前下院議員（57）はワシントン・ポスト紙に対し、来年の大統領選に第三の政党から出馬を検討していると述べた。同紙電子版が5日、インタビューを掲載した。チェイニー氏はトランプ前大統領批判の急先鋒で、共和党候補指名争いで独走するトランプ氏を阻止するため「何でもやる」と語った。
リズ・チェイニー氏の政治的背景
リズ・チェイニー氏は、ブッシュ（子）政権で副大統領を務めたディック・チェイニー氏を父に持つ。彼女は2021年の議会襲撃でトランプ氏の責任を厳しく追及しました。また、22年の前回下院選の共和党予備選では、トランプ氏が推薦した「刺客」候補に敗れました。その直後にも大統領選出馬を検討すると明らかにしていました。
第三政党からの出馬検討
チェイニー氏が実際に出馬すれば、民主党候補に流れる可能性がある無党派層やトランプ氏を嫌う共和党穏健派の票が分散し、結果的にトランプ氏を利するとの見方が強いです。チェイニー氏は数カ月以内に最終決断すると述べました。民主党は再選を狙うバイデン大統領の候補指名獲得が確実視されています。
これにより、リズ・チェイニー氏の出馬が実現すれば、大統領選はより一層波乱に満ちたものとなるでしょう。
以上が最新の政治情勢です。
ソースリンク: 日本ニュース24時間
