「パワハラ行為は15あった」宝塚歌劇団所属の女性 遺族側弁護士が会見 ヘアアイロンでのやけど写真なども公開

パワハラ行為

宝塚歌劇団に所属していた25歳の女性が急死し、その問題について遺族代理人の弁護士が会見を開きました。この会見で、遺族代理人の弁護士は15の重要なパワハラ行為があったと主張しています。

急死した劇団女性の遺族側が会見

25歳の女性が宝塚歌劇団に所属していた際に急死し、その遺族が劇団内での長時間労働やパワハラを訴えた問題について、遺族代理人の弁護士が会見を開きました。

この会見の大きなポイントは、「宝塚歌劇団側が否定していたパワハラやいじめに関して、新たな事実が明らかになるのか」ということです。

これまでの経緯を振り返ると、9月30日に宝塚歌劇団に所属していた25歳の劇団員が亡くなったことが判明しました。

亡くなった女性の遺族は、劇団内での長時間労働だけでなく、上級生からの度重なる暴言などのパワハラが原因で死亡したと主張しています。

その後、11月14日に宝塚歌劇団が記者会見を行い、外部の弁護士による調査チームの報告書を公表しました。

この会見では、宝塚歌劇団側はパワハラの存在を否定しました。特に、遺族が主張していたヘアアイロンでのやけど被害や、上級生からの暴言、LINEグループでのハラスメントやいじめなどは、劇団員への聞き取りの結果、確認できなかったと述べました。

また、長時間労働については、心理的負荷があった可能性は否定しないとしましたが、遺族側が残業時間を277時間と主張する一方で、劇団側は118時間と主張しました。双方の主張には100時間以上の差があり、見解には相違があることが明らかになりました。

会見の後、宝塚歌劇団側がパワハラの否定について納得できなかった遺族側は、調査報告書を批判する書面と証拠を提出し、宝塚歌劇団側にパワハラの存在を認めるよう求めました。

この問題について、今後の展開が注目されます。

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