宝塚宙組娘役の遺族側がパワハラの”証拠LINE”公表 母親に被害訴えるメッセージ…意見書を歌劇団側に送付

宝塚大劇場

宝塚歌劇団の宙組娘役・Aさん(享年25)が転落死した問題について、遺族代理人の川人博弁護士らが証拠として公開したAさんのLINEのメッセージが話題になっています。歌劇団側はこの証拠を要求していたものの、調査チームの報告会見では採用されなかったといいます。遺族側はこれらの証拠を含んだ意見書を歌劇団側に送付しました。

パワハラの証拠が公表される

遺族側はAさんが上級生からヘアアイロンで額にやけどを負わされたと主張しています。AさんはLINEで「わざとな気がする」と故意を示唆し、「ちゃいろになっている」「さいあく」と記しています。さらに、約1か月前には「怒られていた」「まだ帰れない」というメッセージも送信されています。川人弁護士によれば、Aさんが受けたとされる主要なパワハラは15件あり、長時間労働自体がパワハラになる可能性もあるとのことです。

遺族からのコメント

遺族のコメントによれば、報告書の内容には宙組の生徒が勇気を出して証言してくれたことや、遺族が訴えたことが反映されておらず、パワハラを行った上級生を擁護する歪曲された内容と指摘しています。遺族は娘の尊厳を傷つけることをやめ、劇団とパワハラを行った上級生が真実を認め、謝罪するよう求めています。

歌劇団の対応と最後通告

歌劇団側は遺族からの意見書を受領し、内容を真摯に受け止めるとコメントしています。今後、歌劇団側との2回目の会合が予定されており、遺族代理人はパワハラを認めることを強く期待しています。ただし、歌劇団側が対応に消極的である場合は、民事裁判の可能性も示唆しており、最後通告のような形になるかもしれません。

遺族側はこの問題に関して真実を求めており、歌劇団と上級生からの謝罪を望んでいます。一方で、歌劇団側は事実関係を精査し、改めて謝罪する姿勢であることを示しています。

ソースリンク:日本ニュース24時間