子供に夜通し正座を強要か…母親と高校の元同級生の女 裁判で明かされた“2人の歪んだ関係と異常なしつけ”

名古屋地裁で行われている裁判で、子供に夜通し正座を強要するなどの罪に問われている母親と高校の同級生だった女。この裁判において、2023年10月から明らかになった2人の歪んだ関係と異常なしつけの実態に注目が集まっています。

母親の“異常なしつけ”と指示した女

2023年8月、小学生の子供に夜通し正座をさせるなどの罪で起訴された母親と高校の同級生の女。裁判では、子供が正座する様子をスマートフォンで撮影し、頭を叩くなどの暴行を行ったとされています。検察側は冒頭陳述で、女がSNSの通話機能を使いながら母親に“もっと厳しく言うように”と指示を出していたことを明らかにしました。2人は子供を夜通し正座させるなどの行為を行い、学校に行かせないなどの制限を加えたと認めています。

母親「想像できない怖さあった」…子供を正座させ撮影し暴行も

被告人質問の場で明らかになった母親と同級生の女の“歪んだ関係”には驚かされます。母親によると、女からは仕事中や実家にいない時は常に電話を繋いでおくように指示されていたそうです。そして、母親と子供が女の自宅で泊まるようになると、女の指示はますます異常なものになっていったのです。母親は女の指示で子供を正座させ、その様子をスマホで撮影し、頭を叩くなどの暴行を行ったと告白しています。母親は「何をするのか分からない、想像できない怖さがありました」と恐怖を打ち明けました。

母親は女の主張に首を振り続ける

一方、女は母親との上下関係を否定し、自身の“異常なしつけ”の動機について説明しました。彼女によれば、子供が「家族よりも学校」と言ったため、学校よりも家族を優先させるために異常なしつけを行ったのだそうです。ただし、「とても怖い思いをさせ、心に深い傷を負わせてしまい申し訳なかった」と反省の言葉も述べましたが、母親は「子供をかばって女を怒らせるのが怖かった」「当時は自分を守ることでいっぱいいっぱいだった」と話し、女の主張には首を横に振り続けました。

今後の裁判の展開が注目されます。次の裁判は12月25日に開かれ、結審される予定です。


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