西村経産相の辞任否定に裏金疑惑が浮上「適切な時期で説明したい」と語る

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政治資金パーティー収入の裏金化疑惑が浮上している自民党の清和政策研究会(安倍派)について、同派の元事務総長であり現在経済産業相を務める西村康稔氏が、辞任に否定の意を示しました。その記者会見で、西村氏は自身の裏金疑惑について「捜査の状況を見ながら適切な時点でしっかり説明したい」と述べ、進退については「与えられた職務を全うしたい」と語りました。

西村氏の発言内容

西村氏は「清和会の幹部役員の一人として責任を感じており、政治不信につながっていることにおわびしたい」と陳謝しました。さらに、「過去の通帳、帳簿を秘書にも確認しながら精査している。捜査当局から求めがあれば全面的に協力をしたい」と述べました。

西村氏は安倍派の主要幹部であり、2021年10月から22年8月まで、派閥の運営を取り仕切る事務総長を務めていました。安倍派の主要幹部が政治資金収支報告書に記載されていないノルマ超過分のキックバック(還流)を受けていた問題が明らかになっていますが、西村氏も関連する政治団体の収支報告書に収支が記載されていない疑いが浮上しています。

岸田首相の方針

岸田文雄首相は、この裏金疑惑が浮上している松野博一官房長官に加え、西村氏ら政府や党の要職に就いている幹部を交代させる方針を示し、事実上の更迭と受け取られています。

この問題は今後の捜査の進展によってさらなる事実が明らかになるでしょう。西村氏自身は適切な時期での説明を望んでおり、その詳細は捜査の結果次第となります。詳細は日本ニュース24時間をご覧ください。