中国で高層ビルから投げ落とし 死刑判決…レンガで通行人を殺害

日本ニュース24時間

中国で高層アパートからレンガを投げ落として通行人を死亡させた男に死刑が言い渡されました。中国メディアによると、アパートの高層階から故意にレンガを投げ、通行人を殺害し、1人には軽傷を負わせた23歳の男が裁判所で死刑判決を受けました。

凶悪な事件が続発

6月22日、中国の長春市で起きたこの事件では、被害者であるルオさんが友人に会うために北京から長春市に遊びに行っていました。午後10時頃、ルオさんは飲食店に向かうために外出した際、アパートの正門を出た瞬間、空からレンガ3つが落下しました。ルオさんは頭上と左側に1つずつ、もう1つが直撃し、地面に倒れ込んでしまいました。目撃者がすぐに救急車を呼び、ルオさんは病院に搬送されましたが、間もなく死亡が確認されました。

連続投下事件が発覚

警察の調査により、ウ被告は犯行当時に不特定多数の通行人にレンガを計8回投げ落とし、そのうちの1回がルオさんに命中したことが明らかになりました。さらに、ウ被告がアパートに入居してからわずか5日間で数十回もゴミやレンガを投げたことも判明しました。ウ被告は所持金がすべてなくなると、路上で見つけたレンガを故意に投げ落とすことを繰り返していたとのことです。取り調べの中でウ被告は、「通行人を殺害し、死刑になることで安楽死できると考えた」と供述しています。

中国ではこのような高所から物を落下させる事件が相次いでおり、社会問題化しています。2020年だけで、高層ビルからの投下事件は9400件にも上ります。少女の近くに植木鉢を落としたり、アパートの廊下から消火器を投げ捨てるなど、犯罪の種類も多岐にわたっています。

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以上、日本ニュース24時間でお伝えしました。中国で発生した高層ビルからの投げ落とし事件で、レンガを武器にした凶悪な犯罪が引き起こされました。同様の事件が社会問題となっており、厳重な対策が求められています。