マカオの食品検査で日本の乾燥カットわかめなど2商品から基準値超える重金属検出

マカオの食品安全行政を管轄する市政署(IAM)は、最新の定期的な食品サンプリング調査で、2つの食品において基準値を超える重金属が検出されたことを発表しました。

乾燥カットわかめに重金属検出

1つ目は、日本メーカーのマルヤわかめ株式会社が製造した乾燥カットわかめです。この商品はパッケージ上に「CUT WAKAME SEAWEED」という名称が記載されており、内容量は70グラムです。賞味期限は2024年9月30日までとなっています。検査の結果、重金属の鉛が1キログラムあたり1.16ミリグラム検出されました。

乾燥ポルチーニ茸に重金属検出

2つ目は、香港の大手スーパー、パークンショップが販売している乾燥ポルチーニ茸です。この商品は「金御膳上品牛肝菌 Imperial Banquet Dried Porcini」という名称で、内容量は65グラムです。賞味期限は2024年8月20日までとなっています。検査の結果、総重金属水銀量検出量が乾燥食品換算係数計算で1キログラムあたり0.184ミリグラムとなりました。

摂取の注意喚起

IAMはこれらの商品について、マカオの食品中の重金属汚染物質の上限値を超過していると指摘しています。また、今回検出された値は通常の摂取においては健康に影響を及ぼさないと説明していますが、長期的かつ大量摂取した場合には一定の健康リスクがある可能性があるとして、消費者には摂取を控えるよう呼びかけています。

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Photo Credits:

  • マカオ市政署による食品サンプリング調査で基準値を超える重金属が検出された乾燥カットわかめのパッケージ(写真:IAM)
  • マカオ市政署による食品サンプリング調査で基準値を超える重金属が検出された乾燥ポルチーニ茸のパッケージ(写真:IAM)

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