オリーブ畑に巨大な“地上アート” シリア地震で裂けたオリーブ畑に出現 団結への願いが込められる トルコ

トルコ・ハタイで、シリア地震の被害地であるオリーブ畑に兄弟愛をイメージした巨大な地上絵が描かれた。

地上アート

巨大な地上アートが出現

地面にスプレーのようなものを吹きかける男性。少しずつ、足元が白やグレーに染まっていく。

上から見ると、互いに手をつなぎ合う2本の腕が現れた。トルコ南部ハタイのオリーブ畑に描かれた、巨大な地上絵だ。

フランス人アーティストによると、このアートは「兄弟愛」をイメージしているという。

なぜ、この場所を選んだのか。

作品のすぐ横は地面が大きく崩れ、崖のようになっている。

実はこの場所は、2月6日に発生したトルコ・シリア地震で、真っ二つになったオリーブ畑。
この地震の犠牲者は、あわせて5万6000人以上となった。

団結して困難を乗り越える

深さ30メートル・幅200メートルに及ぶ亀裂は、地震のすさまじさを物語る映像として、世界に衝撃を与えた。

大きく裂けた大地をつなぎ止めるように、かたく結ばれた手と手。団結して困難を乗り越える、そんな願いが込められている。

イット!