京葉線の通勤快速廃止 JR千葉支社長「厳しい指摘は承知している」

京葉線の通勤快速廃止

JR東日本千葉支社の土沢壇支社長は、京葉線の通勤快速を廃止するダイヤ改定に関して、沿線首長や住民からの反対意見約70件が寄せられたことを明かしました。土沢支社長は「厳しいご指摘は承知している。引き続き十分丁寧に説明してご理解をたまわりたい」と話しました。

ダイヤ改定の狙いとは?

京葉線のダイヤ改定は、以下の三つの狙いがあります。

1. ラッシュ時間帯の混雑の平準化

朝夕の通勤ラッシュ時間帯の混雑を緩和するため、通勤快速を各駅停車にすることが計画されています。

2. 各駅停車の利便性向上

各駅停車のみが停車する駅の利便性を向上させるための改定も行われます。

3. 所要時間の短縮

東京駅から蘇我駅までの各駅停車の所要時間を短縮することが目標とされています。

利便性向上と所要時間短縮の見込み

通勤快速と午前10時から午後3時台以外の快速を各駅停車にすることで、通勤快速や快速が停車しない駅での停車回数が増加します。東京駅から蘇我駅までの所要時間は最大7分、平均2分短くなると見込まれています。

現在のダイヤでは、通勤快速の利用者数が各駅停車の約7割にとどまっており、混雑の偏りがあるため、改定が行われることとなりました。土沢支社長は「京葉線をより使いやすく便利に、と強い思いをもってダイヤを改定する。狙いや目的をご理解いただき、今後ともご愛顧いただければ」と述べました。

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