茨城県教育委員会は、高校入試の「入学志願者調査書」に誤記があったにもかかわらず、校長が報告せずに隠蔽したことを受けて、水戸市立の中学校の校長(56)を停職1カ月の処分としました。
調査書の内容に誤記
茨城県教育委員会は、昨年度卒業生1人の調査書において、校内の担当者が1教科の評定を本来より1段階低く誤って記入し、それを提出したことを明らかにしました。幸いなことに、この誤りは合否には影響を及ぼさなかったそうです。
校長の対応に問題
成績通知表を渡す際に誤りに気づいた校長や教員たちは、調査書にも誤りがある可能性があると判断しました。しかし、校長は「時期的に訂正は難しい」として、高校や市教委に報告しないままでした。
茨城県教育委員会は、この校長の対応に問題があると判断し、停職処分を下すこととしました。
一カ月の停職処分
校長はこの処分により、1カ月間の停職となります。この処分は、高校入試の公平性と透明性を守るために必要な措置とされています。
茨城県教育委員会は、このような事態が二度と起こらないように、校務の適切な管理や情報共有の重要性を再確認していく考えです。
【出典元】
朝日新聞社
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