アフリカの鉱物資源国、コンゴ(旧ザイール)の大統領選が行われ、現職のチセケディ大統領(60)が再選を果たしました。しかし、複数の対立候補は敗北を認めず、支持者による抗議活動が行われています。
チセケディ大統領の勝利
チセケディ大統領の得票率は70%を超え、圧倒的な支持を得ました。一方で、2018年のノーベル平和賞受賞者である産婦人科医のデニ・ムクウェゲ氏は1%未満の得票数に終わりました。
不正疑惑と抗議活動
大統領選には投票所に必要な資材が届かないといった問題が相次ぎました。投票日から数日が経過しても投票が終わらない状況が生じたため、対立候補らは選挙の不正があったと指摘し、やり直しを求めました。
コンゴの課題
コンゴは電気自動車(EV)用バッテリーに使用されるコバルトの主要産出国ですが、東部地域では重要鉱物の権益を巡る武装勢力の闘争が激化しています。チセケディ政権は、経済振興に加えて東部地域の治安改善を重要な課題として取り組むことになります。
記事ソース:コンゴ大統領選、現職再選 複数の対立候補は敗北認めず
日本ニュース24時間では、アフリカの鉱物資源国コンゴで行われた大統領選の結果をお伝えしました。現職のチセケディ大統領が再選され、一方で対立候補らの敗北を認めず抗議活動が行われているようです。コンゴでは東部地域の治安改善が大きな課題となります。