被災地に送られた「弾性ストッキングとマスク」の理由とは? 徳島県が選んだ背景を明かす

徳島県が出した巨大トラック

令和6年に発生した能登半島地震に対し、徳島県が石川県に支援物資として弾性ストッキングとマスクを提供したことが話題となっています。しかし、この提供に対し、「必要なものは他にたくさんある」といった批判の声も上がりました。

徳島県の危機管理環境部担当者によると、弾性ストッキングとマスクは徳島県から派遣される職員が使うために準備されたものであり、軽量で自分で荷下ろしできるようなアイテムを選んだそうです。

支援物資の選定理由は?

徳島県は石川県庁にリエゾン派遣した職員により弾性ストッキング1,000セットとマスク6,800枚を提供しました。この投稿に対しては賞賛の声もあった一方、「必要なものは他にたくさんある」といった意見もありました。

徳島県の危機管理環境部担当者によると、弾性ストッキングとマスクは派遣された職員が被災地の情報収集をするための備品として選ばれたと説明しています。また、弾性ストッキングは車中泊などの際にエコノミークラス症候群を防ぐため、マスクは新型コロナウイルス感染やインフルエンザ予防の意味合いもありました。

弾性ストッキングの効果とは?

弾性ストッキングは血液の循環を良くし、エコノミークラス症候群の予防に役立つとされています。座り続けることで足がむくみ、血液が下に溜まることを防ぐため、弾性ストッキングは血行を促進し血栓の発生を防止する効果があります。

徳島県は災害時に備蓄されていた弾性ストッキングを使い、エコノミークラス症候群による悪影響を軽減する狙いもあったようです。

このように、徳島県が選んだ弾性ストッキングとマスクは災害時に役立つアイテムであり、被災地支援の一環として提供されたものです。

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