天皇皇后両陛下、石川県の国民文化祭へ!「陛下もピアノをなさるんですよ」ステージの出演者や地元の高校生ともご交流

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天皇皇后両陛下が、2日間の日程で石川県を訪れ、国民文化祭に出席しました。この訪問は25年ぶりの両陛下揃ってのものです。

国民文化祭と全国障害者芸術・文化祭の開会式に臨まれる

両陛下は到着後、国民文化祭と全国障害者芸術・文化祭の開会式に臨まれました。国民文化祭は、伝統芸能や音楽、美術などを全国的に発表する文化の祭典です。天皇陛下は第1回大会から長年にわたって出席してきました。

陛下のおことばによると、「石川県が有する多彩で多様な文化の魅力が発信されるとともに、障害のある方もない方も、世代や地域を超えて交流し、共に楽しみ、感動を分かち合えるような催しを実施される」とのことです。このような取り組みによって、地域の伝統や文化の良さが再認識され、文化芸術活動が広がり、新たな文化が生み出されることが期待されています。

オープニングステージでは、石川の歴史や文化が様々な伝統芸能を通して表現されました。総合演出を務めた狂言師の野村萬斎さんが登場し、バレエの楽曲「ボレロ」に合わせて舞を披露しました。両陛下は「文化絢爛」をテーマにした華やかなステージに大きな拍手を贈られました。

ステージ出演者との交流

式典後、両陛下は出演者と和やかに交流されました。

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茶道家の奈良宗久さんとお茶を点てることの魅力について話され、皇后さまは「私、少しだけ茶道をやっていて。茶道を習うことで、お茶の精神を学びました」とおっしゃりました。

また、左手のみでピアノを演奏した黒崎菜保子さんに対して陛下が、多数の曲名を挙げられると、皇后さまが「陛下もピアノをなさるんですよ」と紹介されました。

御陣乗太鼓を披露した大宮正晴さんには、陛下から「どういうきっかけで始めようと思ったのですか?」「体力を使いますよね」と声をかけられました。出演者たちとの交流は和やかであり、「良いステージでしたね」と両陛下が感想を伝えられました。