NHK紅白「史上ワースト視聴率」の衝撃…なぜそんなに低いの?

NHK紅白歌合戦

大晦日のNHK紅白歌合戦が過去最低の視聴率を記録しました。この結果は関係者にとって予想されたことであり、予想通りのものでした。ビデオリサーチによれば、第1部は30%を下回り、第2部も過去最低の31.9%となりました。

なぜこんなに低い視聴率になってしまったのでしょうか?それはダンス合戦となり、他局の伝説的な番組を持ち出してしまったからかもしれません。今回の紅白ではジャニーズの出演がなくなり、視聴者の興味が中高年世代に戻ったのかもしれません。

しかし、実際には韓国勢ばかりが出演していました。K-POPのアイドルたちがダンスを披露しても、中高年の視聴者には受け入れられず、戸惑いの声が上がっていました。取材した某スポーツ紙の芸能記者によると、最も盛り上がったのは三山ひろしのけん玉リレーでした。まさに末期的な歌番組と言えるでしょう。

老若男女に見る価値なし?

今回のNHK紅白歌合戦のテーマは「ボーダレス―超えてつながる大晦日―」でしたが、最後は対抗形式の締めとなり、勝敗が決まるというマンネリさもありました。テレビ離れが進む中で、テレビを見る人の7割が見ていないという事実からも、紅白がもはや国民的な番組ではないことが明らかです。老若男女にとって、紅白はもはや見る価値がないと判断されたのかもしれません。

昨年、中年世代に馴染み深いフォークシンガーの松山千春さんがコンサートで紅白出場を拒否したことは記憶に新しいです。NHK幹部が松山さんに意見を聞きに行き、「NHKごときにここに立て、あれを歌えと指示されるような歌手じゃない」と言われたそうです。紅白への出場要請を断る歌手は少なくないようです。

今回も多くの人気歌手が出場すると噂されましたが、実現しなかったようです。お金をたくさん使って演出に凝っても、内容が薄っぺらで空っぽでは話になりません。

視聴率を回復しなければ、番組の打ち切りも検討されるでしょう。現実味を帯びてきた可能性もあるという報告もあるようです。紅白歌合戦そのものが終わりを迎えるかもしれません。

参照リンク: 日本ニュース24時間