日本の「反ワク」と呼ばれる人々が、世界で唯一日本で承認されたレプリコンワクチンに対して、怒りの声を上げています。一体なぜ彼らはそこまで反対するのでしょうか? この記事では、レプリコンワクチンに対する懸念と、反ワク派の主張、そしてメーカー側の意見まで詳しく解説します。
レプリコンワクチンとは?従来型との違いは?
レプリコンワクチンは、「次世代型ワクチン」とも呼ばれ、従来のワクチンとは異なるメカニズムで免疫を獲得します。医療ガバナンス研究所の上昌広理事長は、その特徴を次のように解説しています。
「ファイザーやモデルナのワクチンは、mRNAを体内に直接注入することで免疫を獲得します。一方、レプリコンワクチンは、mRNAを体内で増幅させることができるため、少量の投与でも効果が持続するのです。」
レプリコンワクチンのメカニズム
なぜ日本でレプリコンワクチンが承認された?
レプリコンワクチンの承認は、アメリカやベトナムなどの開発国・治験国よりも早く、日本が世界初となりました。そのスピード感に、疑問を抱く声も上がっています。
「安全性に懸念があるにもかかわらず、なぜ日本が世界に先駆けて承認したのか?」
「大規模な臨床試験を経ていないのではないか?」
このような疑問に対し、政府は「十分な安全性と有効性が確認された」と説明しています。しかし、反ワク派を中心に、不安の声は消えていません。
反ワク派の主張と怒りの背景
反ワク派のデモの様子
9月28日、東京・有明では「国民集会パレードデモ有明」と題された大規模なデモが行われました。主催者によると、約3万人が参加し、「レプリコンワクチン反対!」「人体実験反対!」などと声を上げました。
デモに参加した大阪市立大学医学部名誉教授の井上正康氏は、
「遺伝子ワクチンは“遺伝子毒”そのもの。日本が実験台になっている」
と訴えました。
反ワク派の人々は、従来のワクチン接種による健康被害を目の当たりにしてきました。そのため、安全性に懸念が残るレプリコンワクチンに対して、強い抵抗感を抱いているのです。
メーカー側の主張
一方、レプリコンワクチンを製造・販売するMeiji Seikaファルマは、反ワク派の主張に対して、
「レプリコンワクチンは、従来のワクチンと比べて、安全性と有効性が格段に向上している」
「反ワク派の主張は、科学的根拠に基づいていない」
と反論しています。
まとめ:レプリコンワクチンをめぐる議論は続く
レプリコンワクチンは、従来のワクチンに比べて、安全性と有効性が高いとされています。しかし、反ワク派を中心に、その安全性に対する懸念は根強く残っています。
デモでスピーチする原口一博議員
レプリコンワクチンをめぐる議論は、今後も続いていくでしょう。政府は、国民に対して、レプリコンワクチンの安全性と有効性について、丁寧に説明していく必要があります。