福井2区に激震!高木毅氏、過去の「パンツ泥棒事件」で保守層分裂か!?

今回の衆議院選挙は、自民党総裁選直後ということもあり、大きな注目を集めています。しかし、自民党にとって必ずしも追い風ばかりではない状況も見え隠れしています。特に、派閥における「裏金問題」が連日報じられている影響は大きく、早期に非公認とされた6人の候補者のうち、1人が当落線上をさまよっているとの見方もあるほどです。

野党側も共闘が進んでいないなど、不安要素を抱えていることから、政権交代は容易ではないとの見方が強まっています。このような中、今回の選挙で躍進が期待される政党がある一方で、大きく議席を減らすと予想される政党もあるようです。そこで今回は、与野党それぞれのウイークポイントに焦点を当てて、選挙情勢を分析していきます。

自民党の不安要素:守りの選挙を強いられる状況

政治部デスクによると、「石破茂首相は、自民・公明の与党で過半数(233議席)の維持を目標に掲げています。現時点では、合わせて260議席前後には届きそうで、一部報道にあるような“自公で過半数割れ”の可能性は低いでしょう」とのことです。

しかし、「もちろん、まだ投票先を決めていない有権者も多く、予断は禁物です。裏金問題などを抱える与党は、“守りの選挙”を強いられており、選挙期間中に与党側に有利な風が吹くとは考えにくい状況です」とも語っています。

注目選挙区:福井2区で保守分裂の危機!?

高市早苗氏高市早苗氏

数ある選挙区の中で、特に注目されているのが福井2区です。政治部デスクは、「福井2区は、旧安倍派の5人衆の一角を担った高木毅国会対策委員長の選挙区です。高木氏は、裏金問題で早期に非公認とされた6人のうちの1人であり、“パンツ議員”という不名誉なあだ名でも知られています」と指摘します。

2015年、週刊新潮は、高木氏が国会議員になる前の30歳くらいの頃、地元の福井県敦賀市で20代女性の家に侵入し、パンツを盗んで警察に逮捕された過去を報じました。高木氏が後ろ暗い過去を隠蔽したまま当選を重ね、第3次安倍内閣で復興大臣にまで上り詰めた直後の出来事でした。

「パンツ泥棒事件」が報道され、本来は味方であるはずの地元の県連が独自調査によって逮捕事実を認めたにもかかわらず、高木氏はその後も当選を重ねてきました。このことから、地元の保守層からの根強い支持があったと考えられています。

しかし、今回の選挙では、過去の「パンツ泥棒事件」が再びクローズアップされ、保守層の間でも意見が分かれているようです。高木氏への支持を表明する一方で、事件を問題視する声も上がっており、保守層の分裂が懸念されています。

まとめ:福井2区の結果は選挙全体の行方を左右する?

今回の衆議院選挙は、自民党にとって決して楽観視できない状況であることは間違いありません。特に、福井2区における高木氏の選挙結果は、自民党全体の行方を占う上でも重要な意味を持つと言えるでしょう。今後の選挙情勢から目が離せません。