ジャニーズ事務所「暴露本」被害者遺族への対応に批判殺到!「謝罪は東山がするの?」補償本部本部長の仰天発言

10月20日夜9時から放送されたNHKスペシャル『ジャニー喜多川“アイドル帝国”の実像』が大きな波紋を呼んでいる。番組内では、ジャニーズ事務所創業者のジャニー喜多川氏による性加害問題や、事務所による隠蔽体質の実態が赤裸々に描かれた。

被害者遺族への対応に批判殺到

番組には、ジャニー氏の被害者で初代『ジャニーズ』のメンバー・中谷良さんの姉・幸子さんが登場。幸子さんは、弟に代わり補償を申請した際の事務所側の対応を明かした。

当初は謝罪の言葉を述べていた事務所側だったが、その後「ジャニーズに反抗するような本を出している人にはお金は出せない」と発言。幸子さんは金銭ではなく、どのように謝罪するつもりなのかを問いただした。

補償本部本部長の電話対応に非難轟々

しかし、電話対応した補償本部本部長の言葉は、あまりにも被害者への配慮を欠いたものだった。

「誰が何を謝るんだというのが、ちょっと今分からなくて。その、本人たちが死んじゃってるんで」

「被害者の方々に東山(東山紀之社長)が会う時は謝罪をしているんですけれど。おっしゃっていることは分かるけど、本を書かれて痛めつけられたのは間違いないんで。会社としては、すごくつらい目にあったのは間違いないんで」

「(幸子さんのそんなに本の影響があったのか、という問いに)僕、その時期のことは知らないんで。そこで謝罪はないと言われたら、じゃあ謝罪すれば良いのかな、としか今ちょっと思えなくて」

「それ(墓前への謝罪は)東山がするの?」

「何で東山が(良さんの墓前で謝罪)しなきゃいけないのか、僕わかんないんですよ。“メリーが謝れ“”ジャニーが謝れ“だったら分かるけど」

「(東山氏が現在の会社の代表では、と指摘されて)東山は別に加害者じゃないですからね。心の底からお詫びができないんで。今の話聞いてると(略)ちょっと僕は納得いってないですね。今後も含めて、ちょっと東山と相談してみますけれど」

ジャニーズ事務所「暴露本」被害者遺族への対応に批判殺到!「謝罪は東山がするの?」補償本部本部長の仰天発言

世間の反応は?

一連の発言に対し、SNS上では

  • 「ファンから見ても補償本部本部長の対応は不誠実極まりないし、ここのところの事務所の風潮からももうオタクとして「ずっとそこで輝いて」とは言えなくなってるよ…そんなのエンタメ事務所として終わってるじゃん」
  • 「スマイルアップの補償本部長らしき人、役職の実を疑うどころか社会人経験すらまともにないレベルの喋り方だったああやって話にならないような人を窓口に据えておけば諦めさせられるとでも思ってるぐらいひどかったな」
  • 「いやぁこれは…改めて見てもあまりにも胸糞すぎる…(加工されているが)声の感じからして20~30代の若手社員こういう認識でしかない人を補償本部長で電話対応させてる事がそもそもアウト補償も何も「ウチが被害者」って意識なんだもの話にならんわ」

など、事務所側の対応を批判する声が殺到している。

東山社長は謝罪

最終的に東山社長は幸子さんと面会し、ジャニー氏の加害について謝罪したという。しかし、今回の件は、事務所側の被害者に対する姿勢が問われる結果となった。

ジャニーズ事務所は、今後どのように被害者と向き合っていくのだろうか。今後の動向に注目が集まっている。