2023年のWBCで日本代表を優勝に導いた、名将・栗山英樹氏。その自宅が空き巣被害にあったというニュースは、日本中に衝撃を与えました。一体なぜ、このような事件が起こってしまったのでしょうか?
輝かしい経歴とは裏腹に…長年空き家だった自宅
栗山氏は、現役時代、ヤクルトスワローズで活躍し、引退後は北海道日本ハムファイターズの監督を10年間務めました。その間、チームを日本一に導くなど、輝かしい成績を残しています。
ヤクルトスワローズ時代の栗山英樹氏
そんな栗山氏が、現役時代の1989年に購入したのが、東京都郊外にある2階建ての一軒家です。約5000万円で購入したと言われ、生まれ育ったエリアに近いことから、愛着のある場所だったようです。
しかし、栗山氏は引退後、監督業に専念するため、この家に住むことはありませんでした。その後、ご両親が住んでいた時期もあったそうですが、ここ数十年は空き家状態だったといいます。
栗山英樹氏の空き家になっていた自宅
近隣住民によると、「栗山さんはもう30年近く帰ってきていない」とのこと。家の管理は、近くに住む方と球団関係者が行っていたそうです。
9月14日、事件発生…「プロ」による犯行か?
事件が発覚したのは、9月14日のことでした。栗山氏の自宅を管理する近隣住民が、荒らされた室内に気づき、通報。警察が駆けつけたところ、納戸やデスク周りが荒らされており、金品狙いの空き巣事件と断定されました。
捜査関係者によると、「現場の状況から犯行に“プロっぽさ”は感じられなかった」といい、単独犯か複数犯かは不明ですが、警察は両方の可能性を視野に入れて捜査を進めているということです。
近隣住民に広がる不安…「闇バイト」の可能性は?
近年、首都圏では「闇バイト」による強盗事件が相次いでおり、今回の事件との関連性も疑われています。
実際に、栗山氏の自宅近辺でも、同様の空き巣被害が複数発生しているとの情報も。高齢者が単身で住む家に泥棒が入ったというケースもあり、近隣住民からは、「闇バイトに情報が洩れているのではないか」と不安の声が上がっています。
栗山氏の自宅は、長年空き家だったことから、犯罪者にとって格好の標的になっていた可能性も否定できません。
まとめ
今回の事件は、国民的英雄とも言える栗山氏の自宅が標的になったという点で、大きな衝撃を与えました。
警察は現在も捜査を続けており、一刻も早い事件の解決が望まれます。
また、この事件をきっかけに、空き家の防犯対策や、闇バイトの撲滅など、私たち一人ひとりができることを考えていく必要があるのではないでしょうか?