【狂気山脈アニメ化】制作スタジオ撤退で公開延期、返金対応へ ファンからは悲しみの声

夢見た「狂気の山脈」アニメ化、暗雲立ち込める

クトゥルフ神話を題材とした人気TRPGシナリオ「狂気山脈 ~邪神の山嶺~」のアニメ映画化プロジェクトが、暗礁に乗り上げています。制作を担っていたアニメスタジオが突如撤退を表明、公開延期と返金対応を余儀なくされる事態となりました。

2億円超の支援を集めた矢先に…

TRPGクリエイター・まだら牛氏が手掛ける「狂気山脈アニメ映画化プロジェクト」は、2021年からクラウドファンディングで資金を募り、2度にわたるキャンペーンで目標を大きく上回る計3億円以上の支援を獲得。パイロットフィルムも公開され、多くのファンから期待が寄せられていました。

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しかし、2024年10月21日、まだら牛氏は自身のブログで、制作スタジオが9月末にプロジェクトから離脱したことを報告。詳しい理由は明かされていませんが、「企画・出資等すべて白紙」となり、制作は大幅に遅延することになりました。

自社制作へ舵を切るも、先行きは不透明

関係者は、ほとんどのアニメスタジオのスケジュールが数年先まで埋まっている現状を踏まえ、「向こう3年のアニメ映画完成はほぼ絶望的」とコメント。ファンからは落胆の声が上がっています。

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まだら牛氏は、支援者への謝罪と返金対応を発表するとともに、新たな制作スタッフを募集し、自社主導での制作体制に移行することを表明。「2024年中の脚本完成、2025年末までのビデオコンテ完成」を新たな目標に掲げ、完成に向けて動き出しています。

再起をかけた挑戦、ファンの声は届くか

今回の発表を受け、SNS上では「応援していただけに残念」「完成を信じて待っています」など、様々な声が寄せられています。

プロジェクトは大きな痛手を負いましたが、まだら牛氏をはじめとする制作陣は、再び立ち上がり、ファンの期待に応えようと奮闘しています。果たして「狂気山脈」は、アニメ映画としてスクリーンに映し出される日が来るのでしょうか。今後の動向に注目が集まります。