ヨルダン川西岸入植者、パレスチナ人のオリーブ畑襲撃 国連が非難


[ジュネーブ 18日 ロイター] – 国連人道問題調整事務所(OCHA)は18日、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸でイスラエル軍がパレスチナ人を殺害したり、ユダヤ人入植者がパレスチナ人のオリーブ畑を襲撃しているとして、「まるで戦争のような」戦術を取っていると非難した。

OCHAは今月だけでユダヤ人入植者が農家を含むパレスチナ人とその所有物に対して32件の攻撃を行ったと報告を受けたという。西岸北部ジェニンの近くで17日にオリーブを収穫していた女性がイスラエル軍に殺害されたと報告があったことも明らかにした。

OCHAの報告書によると、収穫が始まって以来、オリーブを含む約600本の木が入植者に焼かたり破壊、盗難されるなどの被害に遭った。

OCHAのイェンス・ラーケ報道官は記者会見で、人だけでなくオリーブ畑が攻撃されていることは「非常に懸念すべき」と述べ、オリーブの収穫が西岸の「パレスチナ人数万世帯にとって経済的な生命線」になっていると強調した。

イスラエル軍は、ジェニンでの攻撃について調査を開始し、その間、指揮官を停職処分にしたと発表。人々が収穫を進められるよう西岸の安全確保に努めているとコメントした。



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