[ブリュッセル 18日 ロイター] – ウクライナのイェルマーク大統領府長官は18日、同国は核兵器開発を検討しておらず、核開発を巡る最近の報道はゼレンスキー大統領の発言を誤って解釈したものだと述べた。
イェルマークはブリュッセルで開催されたシンクタンクのイベントで「われわれは核についてそうした考えは持っておらず、拒否している」と語った。
ゼレンスキー大統領は17日、米共和党の大統領候補であるトランプ前大統領と9月に会談した際、ウクライナの安全保障のため、北大西洋条約機構(NATO)へ加盟するか、そうでなければ核武装の必要があると訴えたと明らかにした。その上で、旧ソ連崩壊後にウクライナは核兵器を放棄しており、NATO加盟がロシアを抑止する唯一の方法だとも訴えたという。
ゼレンスキー氏はその後、ウクライナが核兵器製造の準備をしているとは一言も言っていないと釈明した。