AFP通信が21日(現地時間)報じたところによると、ウクライナで起きた戦闘から逃避したロシア軍6人が、フランスで歓迎を受けて避難所を訪れた。
脱走兵の一人であるアレクサンダーさん(26)は「おそらく私の事例のおかげで、誰かがインスピレーションを受けて軍隊をやめたいと思うだろう」と話した。ウクライナの戦線に配置されていたアレクサンダーさんは「戦線の軍隊が弱いほど、人が少ないほど戦争がより早く終わり、ウクライナが勝利するだろう」と話した。
AFPによると、この数カ月間、フランスにはアレクサンダーさんのようにロシア軍隊から脱走した人たちが入国した。6人の脱走兵は、パリにある人権団体「Russie Libertes」のおかげでフランスに到着したが、一部は妻や恋人と来て計10人が入国許可を得た。
アレクサンダーさんは軍事訓練を受けると言って部隊と一緒に出発したが、ウクライナ国境を越えて自分が他の国に入国し衝撃を受けたと話した。指揮官たちは、戦争は10日以内に終わると言ったが、数年が経った。
ロシアから脱出した人々は近くのカザフスタンに避難し、パリに拠点を置く「Russie Libertes」など人権団体の助けでフランスに到着した。旧ソ連国家のカザフスタンやアルメニアなどでは身辺の安全が保障されず、いつでもロシアに追放され、処罰を受ける危険があると伝えた。