ベルリン慰安婦像 韓国系団体が区の撤去命令に差し止め請求で提訴 今月末の期限前に


【写真】ベルリンの公有地に設置された従軍慰安婦の被害を象徴する少女像

像を設置した「コリア協議会」の韓静和(ハン・ジョンファ)代表は21日、産経新聞の取材に対し、訴えを先週、ベルリンの行政裁判所に出したと述べた。「裁判は1~4カ月はかかる。その間、強制撤去はできないはず」と語った。ミッテ区議会では9月、像存続を求める動議が賛成多数で採択されたうえ、撤去に反対する署名は3000人にのぼったとし、訴えを正当化した。動議に法的拘束力はない。

区長は対応について、本紙の取材要請に応じていない。強制撤去は避けたい構えとみられる。区長が所属する中道左派、緑の党には像存続を求める声があり、動議に賛成票を投じた議員もいる。

慰安婦像は2020年にミッテ区に設置され、日本政府は撤去を求めてきた。区は「設置を認めた期限が切れた」として9月末、同協議会に私有地への移設を求めた。協議会は拒否したため、4週間以内の撤去を命じた。韓代表は、区側は今月31日を撤去期限として示したと述べた。



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