【搭乗拒否!?】パスポート残ページ不足で冷や汗…海外渡航前に確認すべきこととは?

「まさか自分が搭乗拒否…?」なんて想像もしたくないですよね。 しかし、海外渡航の際、思わぬ落とし穴が潜んでいることも。 今回は、TBSカメラマンが実際に経験した「パスポート残ページ不足による搭乗拒否危機」の体験談をご紹介します。

パスポートの残ページ不足で搭乗拒否!? TBSカメラマンの冷や汗体験記

10月某日、私はラオスの首都ビエンチャンでの取材のため、北京首都国際空港で搭乗手続きを行っていました。 北京を拠点に中国国内外を取材で飛び回る日々。 パスポートは、中国の居留ビザに加え、これまで訪れた国のビザや出入国スタンプで一杯の状態でした。

搭乗手続きも終わりに近づいた頃、航空会社の職員から思いがけない一言が…。

「パスポートの残りページ数が足りないため、搭乗券は発券できません。」

なぜ搭乗拒否になるの? 入国審査に必要な「査証ページ」とは

パスポートには、ビザ(査証)や出入国スタンプを押すための空白ページ「査証ページ」があります。 多くの国では、入国時に一定期間滞在できることを証明するビザが必要となります。 また、入国審査時には、パスポートに空白の査証ページが一定数以上残っていることを確認されます。 これは、滞在許可の延長や、ビザなしで入国できる国へ旅行する場合などに備え、空白ページを確保しておく必要があるためです。

私の場合、査証ページは残り1ページしかありませんでした。 慌ててラオスの入国条件を調べると「査証欄の余白が2ページ以上」との記載が…。 搭乗拒否の危機に、冷や汗が止まりませんでした。

果たして搭乗できるのか…!? 航空会社職員との交渉と焦りの行方

「このままラオスに行けないのか…?」

頭の中はパニック状態でしたが、諦めきれず航空会社の職員に事情を説明し、交渉を開始。 しかし、ラオスの出入国管理局からの返事はなかなか得られません。 搭乗時間が刻一刻と迫る中、一緒に搭乗する同僚たちの視線が痛く感じられました。

「もうダメかもしれない…」

諦めかけたその時、航空会社の職員が「自己責任」を条件に搭乗券を発券してくれることに! 安堵と感謝の気持ちで、搭乗口へと急ぎました。

冷や汗体験から学んだ教訓! 海外渡航前に必ず確認すべきこと

今回の経験を通して、改めて海外渡航前の準備の大切さを痛感しました。 特に、パスポートの残存有効期間と査証ページの残数は必ず確認するようにしましょう。

  • パスポートの残存有効期間は余裕を持って! 渡航先の国によって必要な残存有効期間は異なります。
  • 査証ページの残数は十分に! 渡航先の入国条件を事前に確認し、必要な査証ページ数を確保しましょう。
  • 余裕を持った旅行計画を! 万が一、トラブルが発生した場合に備え、時間に余裕を持った計画を立てましょう。

今回の私のように、出発直前で焦ることのないよう、事前の準備をしっかりと行い、安全で快適な海外旅行を楽しみましょう!