ビジネスシーンで恥をかかないために!
新しい門出を祝う昇進祝い。せっかくのお祝いの気持ちなのに、相手に失礼な印象を与えてしまっては台無しです。社会人として知っておきたい、失礼のない手土産の選び方について解説します。
昇進祝いのNG例
目上の方へ贈る場合は、特に注意が必要です。例えば、靴や靴下は「踏みつける」という意味合いがあり、タブーとされています。文房具は「しっかり勉強しなさい」「仕事に励みなさい」という意味に取られる可能性も。ハンカチも「手巾(しゅきん)=手切れ」を連想させることから、避けた方が無難でしょう。
男性へのプレゼント選びのポイント
男性への贈り物は、女性に比べて選択肢が限られると感じるかもしれません。しかし、万年筆やボールペンなどの文房具は、上記のような意味合いで失礼に当たる可能性があります。
関係性によっては、「本来でしたら失礼なのですが…」と一言添えれば、ペンケースやペンスタンドなど、筆記具に関連するアイテムを選ぶことも可能です。名入りのUSBメモリなども喜ばれるでしょう。
ビジネスシーンでの手土産のポイント
取引先への挨拶訪問や、社内での慶弔時など、ビジネスシーンで手土産を渡す機会は少なくありません。ここでは、特に注意したい4つのポイントを紹介します。
1. 個包装で小分けできるものを選ぶ
相手の手間を省くために、個包装で小分けできるものを選びましょう。
2. 多少日持ちするものにする
生菓子など日持ちのしないものは避け、1週間程度日持ちするものがおすすめです。
3. 冷蔵・冷凍が必要なものは相手に確認する
夏場はアイスクリームやゼリーなどが喜ばれますが、相手のオフィスに冷蔵庫があるか事前に確認しておきましょう。
4. オフィス周辺で購入しない
相手の職場やお住まいの近くで購入できるものを避けるのも重要なポイントです。「レア感」を出すことで、より一層感謝の気持ちが伝わるでしょう。
手土産選びの参考になるお店
東京都以外には出店していない「HIGASHIYA man」のお菓子は、上品な味わいでおすすめです。
相手の好みや状況を考慮する
上記を踏まえた上で、自分が気に入っているもの、ぜひ召し上がっていただきたいものを選ぶと良いでしょう。ただし、相手の好みや健康状態などを考慮することも大切です。
例えば、ダイエット中の方に甘いものを贈るのは避けたいもの。直接「ダイエット中ですか?」と聞くのは気が引けますが、「地元で人気の商品なのですが、何かご制限はありますか?」といった聞き方であれば、相手に失礼なく確認できます。
まとめ
ビジネスシーンでは、手土産一つで相手に与える印象も大きく変わります。相手への配慮を忘れずに、感謝の気持ちが伝わる手土産を選びましょう。
参考文献
- プレジデント 2024年10月4日号
監修
- 諏内 えみ(マナースクール・ライビウム代表)
ビジネスシーンでの手土産選びは、マナーを守ることが大切です。