選挙ドットコムとJX通信社が共同で行った、第50回衆議院議員総選挙に向けた情勢調査。今回は、特に注目が集まる大阪の選挙区、大阪5区、大阪6区、大阪16区の結果に焦点を当て、選挙戦の行方を探ります。
大阪5区:維新・梅村氏と公明・国重氏が接戦!ポイントは無党派層の動向
大阪5区では、日本維新の会の新人、梅村聡氏がやや優勢ながらも、公明党のベテラン、国重徹氏が激しく追い上げる展開となっています。
今回の調査では、維新支持層の約8割が梅村氏に投票する意向を示しており、梅村氏の強固な地盤が伺えます。一方、公明党の支持層をほぼ固めている国重氏は、自民党の推薦も受けており、自民支持層への浸透が鍵となります。
注目すべきは、約4割を占める無党派層の動向です。現状では、梅村氏がややリードしているものの、選挙戦が進むにつれて情勢が大きく変動する可能性も秘めています。
大阪6区:維新・西田氏が先行するも、公明・伊佐氏が猛追!自民支持層の投票行動が勝敗を分けるか?
大阪6区では、日本維新の会の新人、西田薫氏が優勢を保ちつつも、公明党の前職、伊佐進一氏が僅差で追いかける接戦となっています。
西田氏は、維新支持層の8割以上を固め、さらに自民支持層の一部からも支持を得ています。一方、伊佐氏は、公明支持層の9割近くを固めているものの、自民支持層への浸透が課題となっています。
3割以上を占める無党派層では、西田氏がトップの支持を集めており、今後の選挙活動次第では、西田氏がさらに支持を伸ばす可能性も考えられます。
大阪16区:公明・北側氏と維新・馬場氏が激突!自民支持層の動向が勝敗のカギを握る
大阪16区は、公明党の現職、北側一雄氏と日本維新の会の前職、馬場伸幸氏が激しく争う展開となっています。
北側氏は、公明支持層をほぼ固めているものの、自民支持層への浸透が課題となっています。一方、馬場氏は、維新支持層の多くを固め、自民支持層の一部からも支持を集めています。
約4割を占める無党派層では、馬場氏がやや優勢です。しかし、選挙戦が進むにつれて、北側氏が巻き返す可能性も十分に考えられます。
大阪の選挙区では、公明党と維新の戦いが激化しています。今回の衆議院選挙の結果は、今後の大阪の政治勢力図を大きく左右する可能性があります。