ミャンマー武装勢力、主要なレアアース鉱山の支配権握る


[23日 ロイター] – ミャンマーの少数民族武装勢力、カチン独立軍(KIA)の報道官は22日、KIAが北部カチン州の主要なレアアース(希土類)鉱山の支配権を握ったとロイターの取材に対して明らかにした。

この鉱山は隣接する中国・雲南省へのレアアース供給の重要な拠点となっている。KIAが支配下に置くことで、クリーンエネルギー分野などで使われるレアアースの供給に混乱が生じる可能性がある。

ミャンマーのレアアース採掘業はカチン州のパンワ、チプウィの両都市周辺に集中している。

報道官によると、KIAは19日にパンワを支配した。ミャンマーの地元メディアによると、チプウィはパンワよりも前にKIAの手に落ちたという。

ロイターは両都市の現状について独自に検証することはできなかった。

報道官は、KIAはパンワの都市運営に重点を置いており、レアアースや他の経済的な問題に関する計画を今のところ持っていないと説明した。レアアースについて中国と協力する可能性があるのかどうかという質問には答えなかった。



Source link