スリランカでテロの恐れ 観光地からの即刻退避、米とイスラエルが勧告


米大使館の勧告では「アルガム湾地区の人気観光地を狙った攻撃を警告する信頼できる情報が入った」と述べ、「重大なリスク」を理由に大使館員に対して即刻アルガム湾への移動制限を課すと発表。一般市民にはアルガム湾地区を避けるよう強く促した。

一方、イスラエル国家安全保障会議(NSC)は国民に対し、スリランカのアルガム湾と南部および西部の沿岸部から即刻退避するよう勧告した。観光客や沿岸部を狙ったテロについて信頼できる情報があるとして、スリランカの渡航警戒レベルを「レベル4」に引き上げている。

対象地域にいる観光客などに対しては、スリランカを出国するか、最低でも警戒が厳重な首都コロンボに移動するよう呼びかけた。

さらに、ヘブライ語の入ったTシャツを着たり、宗教や国籍を表すシンボルを身に着けるなど、イスラエル人であることを公然と示さないよう勧告している。

仏教徒が多数を占めるスリランカでは、イスラエルがパレスチナ自治区ガザ地区で続けている戦争に対する抗議運動が巻き起こっている。2019年にはカトリック教会や高級ホテルを狙った同時テロが発生して270人が死亡、500人以上が負傷していた。



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