渋谷に「ジベタリアン」再び 大規模開発で居場所なくなる 若者の街がビジネスの街へ


【画像】渋谷・宮下公園に若者…一昔前の“ジベタリアン”思わせる

■カフェは混雑…ベンチの形は変化、数も減少

 若者の街、東京・渋谷。外国人観光客が激増し、街は人であふれかえっています。そのためカフェは混雑。休日の大行列は、日常的な光景です。

渋谷に来た若者(20代)
「(Q.渋谷でカフェは行く?)行きます。混んでいるイメージ」
「入れないイメージあります。駅前のスターバックスとか」
「(Q.渋谷って並ぶこと多い?)多いですね。ほとんど並んでいます。頑張って空いている所を探して座る」

 どこもかしこも人でいっぱい。一息つける場所が減りつつある渋谷の街。その要因として挙げられるのは…。

チェーンストア研究家兼ライター
谷頭和希氏
「治安的にあまり良くないというところで、そういう人たち(若者)をたむろさせない方向になっていく中で、若い人たちがお金を使わずにだらだら居られる街ではなくなってきたというような変化があるのかなと思いますね」

 渋谷を歩いてみると、そこには明らかな変化がありました。

谷頭氏
「あんまり長居させないというのがベンチとかでもあるので、ちょっと座りづらいみたいなことがある」

 若者をたむろさせないように、ベンチの形は変化し、数も減りました。

 1990年代以降現れた「チーマー」や「コギャル」と呼ばれる若者が、我が物顔でセンター街を闊歩(かっぽ)。そんな渋谷で問題視されたのは、こんな行為でした。

谷頭氏
「“ジベタリアン”と言われているような、路上にたむろをするような人たちもセンター街中心にいっぱいいたんですが。だんだん治安の観点から、やめてくださいねというふうになってきて、そういう中で若い人たちが、たむろできる場所としての渋谷というのが変化してきたのかなと思いますね」



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