実は空自向けF-15戦闘機の初号機
航空自衛隊岐阜基地は2024年10月23日、同基地に配備されているF-15戦闘機に、赤と白を基調とした記念塗装を施したと発表し、その画像を公開しました。
【唯一無二のデザイン】これが「岐阜基地ならでは」の記念塗装F-15です(写真)
今回登場した特別塗装機は、「岐阜基地航空祭2024」と「航空自衛隊70周年」を記念したデザインとのことで、岐阜基地の航空機といえばこのカラーリングと説明しています。
岐阜基地でF-15戦闘機を運用しているのは、航空機やミサイルをはじめとした各種航空装備品に対する試験などを実施している飛行開発実験団です。また、記念塗装が施された801号機は、日本が導入したF-15Jの初号機にあたる機体で、元々はアメリカ空軍のF-15C(79-0280)として米本土にあるボーイング社の工場で誕生し、各種試験ののちフェリーで日本に到着後、F-15J(02-8801)として1980年7月15日に航空自衛隊に引き渡されています。
そのため、航空自衛隊が保有するF-15「イーグル」のなかでは数少ないアメリカ製機であり、その点でも激レア機といえるでしょう。
この特別塗装機は、前述したように岐阜基地航空祭2024を記念したものであるため、2024年11月17日(日)に開催予定の岐阜基地航空祭で披露されるそうです。
乗りものニュース編集部