衆議院選挙:政治改革の必要性訴える、自公か野党か過半数獲得が焦点

2024年10月27日投開票の第50回衆議院議員選挙。選挙戦最終日となった26日、与野党党首は各地で街頭演説を行い、自民党派閥の裏金問題を踏まえ、政治改革の必要性を訴えました。今回の選挙では、自民・公明両党が過半数(233議席)を獲得できるかが最大の焦点です。

2024年10月26日、東京都内で行われた衆議院選挙の街頭演説2024年10月26日、東京都内で行われた衆議院選挙の街頭演説

今回の衆議院選挙の概要

今回の衆議院選挙には、前回2021年の選挙よりも293人多い1344人が立候補し、小選挙区289議席、比例区176議席の計465議席を争います。選挙の結果は、27日深夜から28日未明にかけて判明する見通しです。

与野党の主張

公示前の勢力は、与党の自民党が247議席、公明党が32議席の計279議席でした。自民党は、今回の選挙で47議席以上を失うと過半数を割り込むことになります。

石破茂首相(自民党総裁)は、「自公で過半数」を目標に掲げ、26日は東京都内の重点区を中心に選挙活動を行いました。街頭演説では、自民党派閥の裏金問題について謝罪し、「自民党はもう一度、公平で公正で謙虚で誠実な政党として出直す」と強調しました。

また、野党側が「政権交代こそが政治改革」と主張していることに対しては、「どんな日本をつくるのかはっきりしない無責任な人たちに国を任せるわけには断じていかない」と述べ、自公政権の継続を訴えました。

一方、野党側は、主要野党による候補者の一本化は実現しませんでしたが、自民党の「政治とカネ」の問題を追及する姿勢では一致しています。

立憲民主党の野田佳彦代表は、東京都内での街頭演説で、自民党から非公認の候補者側への2千万円の活動費支給について「裏公認料」だと指摘し、「裏金政治を続ける自民党政権を選ぶのか、裏金政治を根絶させる立憲民主党政権を選ぶのか。政権選択の選挙だ」と訴えました。

選挙戦の行方

今回の選挙は、自民党が過半数を維持できるのか、それとも野党が躍進するのか、予断を許さない状況です。選挙の結果は、日本の政治の今後を大きく左右するものとなるでしょう。

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