【炎上?】NHK朝ドラ「おむすび」が不評な理由とは?ギャル設定に視聴者困惑

9月30日からスタートしたNHKの朝ドラ「おむすび」。前作「虎に翼」の勢いをそのままに…とはいかなかったようで、早くもSNSを中心に批判的な声が上がっています。一体なぜなのでしょうか?

低迷する視聴率、その原因は?

「虎に翼」の平均世帯視聴率が16.8%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)だったのに対し、「おむすび」は放送3週目で早くも12%台に低迷。筆者の周りでも「すでに脱落した」「そろそろ見限けようかな」といった声が聞こえ始めました。

もちろん、ドラマの好みは人それぞれ。面白くないと感じたら見るのをやめるのも一つの選択肢です。しかし、毎朝の楽しみとして朝ドラ視聴を習慣としている人も少なくありません。期待を裏切られたと感じた視聴者からは、辛辣な意見が出てしまうのも無理はないでしょう。

疑問の声続出?「平成ギャル」設定の違和感

「おむすび」に対する批判的な意見で目立つのは、「面白くない」「登場人物に共感できない」といったもののほか、「ギャル」という設定に対する疑問の声です。

【炎上?】NHK朝ドラ「おむすび」が不評な理由とは?ギャル設定に視聴者困惑

舞台は2004年。20年前のギャル文化を描いているとのことですが、わざわざギャルを登場させる必然性が感じられないというのが正直なところです。

平成リバイバルブームでも…「おむすび」が受け入れられない理由

2020年代に入り、平成時代の文化が再注目されています。ファッションや音楽など、様々な分野で「平成リバイバル」がブームとなっていますよね。

「おむすび」もこのブームに乗っかり、当時のギャル文化を取り入れたのかもしれません。しかし、なぜかしっくりこない。その理由の一つに、流行の周期とミスマッチがあると考えられます。

一般的に、流行は20年周期で巡ってくると言われています。20代で子どもを産んだ世代が40代になり、社会的な影響力を持つ立場になった時、自身の青春時代の文化を再び世に送り出す。そして、その子ども世代が新しい文化として受け入れる。このようなサイクルが一般的でした。

しかし、「おむすび」のターゲットであるZ世代にとって、平成はリアルタイムで経験した時代ではありません。単なるノスタルジーとして消費するにはまだ若すぎます。そのため、平成のギャル文化に新鮮味を感じにくく、共感を得られないのではないでしょうか。

まとめ

「おむすび」に対する批判的な意見の背景には、「ギャル」という設定に対する違和感や、平成リバイバルブームとのミスマッチがあると考えられます。

ドラマは多くの人の目に触れるエンターテイメント。時代の空気を読み違えると、視聴者から厳しい評価を受けることになりかねません。