“ゾンビ復活”も叶わず辞任へ 牧原秀樹法相の情緒不安定すぎた選挙戦「枝野幸男氏に事実誤認の選挙違反を指摘したりメチャクチャだった」


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「悪口をやめよう」と訴え続けたワケ

 最終盤の10月25日、大宮駅前で行われた街頭演説会で牧原氏はこう絶叫していた。上川陽子氏を応援弁士に迎えたものの、聴衆はわずかに数十人。牧原氏が言う「悪口」とは一体何のことなのか。

 地元関係者によれば、今回牧原氏が選挙ビラに掲げたポリシーを指しているという。

〈与野党が悪口を言い合う政治から、共に力を合わせる新しい政治を目指します〉

 一見潔いキャッチフレーズにも見えるが関係者は「魂胆は見え見えです」と指摘する。

「要は自分も悪口を言わないから僕の悪口も言わないで、ということ。法相就任と同時に露呈した、『全員逮捕だ』といったSNSでの過激発言や統一教会イベントに秘書を含めて37回も出席していた過去を責められたくない一心だったのでしょう」(地元関係者)

終盤では枝野氏に勝つことを諦めていた? 

「特に統一教会とのつながり隠しが痛かった。ある社の序盤の情勢調査では17ポイント差もつけられていた」(地元記者)

 終盤戦になるに連れて、情勢を意識してか言動はどんどんおかしくなっていったという。たとえば、最終日に牧原氏がXに投稿した文面。

〈埼玉五区に衆議院(註・ママ)が二人必要な理由をお聞きして欲しいです。〉

「衆議院議員」を「衆議院」と誤記しているところからすでに動揺している様子が窺えるがそれはさておき、問題視されたのはこの文面と共にアップされた演説動画である。

「もし牧原が落選するようなことになれば、この大宮では野党の議員の方(枝野幸男氏のこと)のみが一人この地元で国会議員をやることになります。これまで与党野党がそれぞれ代表し(て選出され)、相手の方は(党の)代表をやられたり、最高顧問をされたりして非常に実力のある方です。牧原も随分鍛えられました。ありがたいことです」

「こうした2人が国会にこの地元からいるというのは、実は皆様が考えられないくらいすごい力になっているんですよ! 国会議員が1人しかいないところより2人いる方が声は2倍届くんです!」

 牧原氏は戦っている最中の枝野氏と「2人一緒に国政に送り出してくれ」と有権者に訴えていたのである。



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