【ヤマト発進50周年】新作映画も!アニメ『宇宙戦艦ヤマト』に隠されたトンデモ作戦とは?

1974年10月6日、地球滅亡の危機を救うべく宇宙戦艦ヤマトが初めてその雄姿を現してから半世紀。赤茶けた大地を後にするヤマトの姿に胸を熱くした人も多いだろう。70年代アニメブームの火付け役となった『宇宙戦艦ヤマト』は、その後も数々のテレビシリーズや劇場版を生み出し、2024年10月6日には放送開始50周年を迎えた。

そして記念すべきこの日に、新作劇場アニメ『宇宙戦艦ヤマト』の制作が発表され、大きな話題となっている。監督を務めるのは、『トップをねらえ!』や『新世紀エヴァンゲリオン』など、常識破りの展開で視聴者を驚かせてきた庵野秀明氏だ。

しかし、実は『宇宙戦艦ヤマト』にも、庵野作品に劣らない「トンデモ作戦」が数多く存在する。今回はその中でも特に印象的なものを紹介しよう。

沖田艦長の奇策!人力で機雷を除去!? 第11話「決断!! ガミラス絶対防衛線突入」

宇宙戦艦ヤマトの艦長、沖田十三は勇敢な軍人であると同時に、宇宙物理学の博士号を持つ知略家でもある。そんな沖田艦長がとった、敵兵器を排除するための意外な方法とは?

太陽系を後にしたヤマトの前に、大ガミラス帝国の総統デスラーの名を冠した無数の「デスラー機雷」が立ちはだかる。ワープも波動砲も使用不能となり、島大介操舵士が機雷を避けながら進むも、ヤマトの動きに合わせて機雷も移動を開始。しかも、機雷は接触だけでなく、電磁波に触れても起爆するというのだ。ヤマトは身動きが取れなくなってしまう。

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しかし、沖田艦長は、子機雷をコントロール機雷が制御していることを見抜く。森雪航海士にレーダーでコントロール機雷を探知させ、真田志郎技師長とアナライザーの連携でコントロール機雷の解体に成功。周囲の機雷は停止した。

問題はここからだ。停止したとはいえ、ヤマトの周囲には大量の機雷が残っている。沖田艦長の指示は驚くべきものだった。「君たちの“手”でやるんだ」。なんと、人力で機雷を撤去するというのだ。

古代進はブラックタイガー隊を率いて、宇宙服を着て機雷の撤去に向かう。古代は機雷が人の動きには反応しないと説明するが、ヤマトを沈めるほどの爆薬が詰まっているのだ。危険極まりない作業であることは間違いない。

まとめ

今回は、『宇宙戦艦ヤマト』に登場する「トンデモ作戦」の一つを紹介した。新作劇場アニメでは、庵野監督がどんな奇想天外な物語を見せてくれるのか。今から期待が高まる。