ミシュランガイド東京2025:新規・昇格店に見る東京グルメのトレンド

2024年10月17日、ウェスティンホテル東京で華々しく発表された「ミシュランガイド東京2025」。新たな星を獲得したレストランや、評価をさらに高めた名店など、美食家たちの注目が集まる中、今回は「新規」「昇格」を果たした注目のレストランと、その背景にある東京グルメのトレンドを探ってみましょう。

ミシュランの「新規」「昇格」はお店の勢いの証

東京の飲食店数は10万軒を超えるといわれるほど、まさに美食の激戦区。そんな中で、ミシュランガイドに新規掲載されたり、星の数が増えたりすることは、まさにそのお店の勢いを象徴する勲章と言えるでしょう。

セレクテッドレストラン:多様化する東京の食シーンを反映

ミシュランガイドには、星を獲得する以外にも「セレクテッドレストラン」というカテゴリーが存在します。これは、星はつかないものの、ミシュランの調査員が「ぜひとも紹介したい」と推薦するお店のこと。2025年版では、新規に41軒が選出されました。

その顔ぶれは、まさに多様化が進む東京の食シーンを象徴するかのよう。グランメゾン「シェ・イノ」、オーセンティックなフレンチを提供する「ロドラント ミノルナキジン」といった名店のほか、新進気鋭のシェフが手掛ける「ジェフリー」「氣分」、アラカルト中心のメニューで新たな魅力を発信する「ケイ コレクション パリ」「エスプリ セー ケイ ギンザ」など、個性豊かなレストランが名を連ねています。

イタリアン、焼き鳥、手打ちパスタ…注目ジャンルが目白押し

「セレクテッドレストラン」の中でも、特に注目したいのが、近年人気が高まっているジャンルのお店。

例えば、イタリアンからは、オーナーシェフ自らが腕を振るう「デプス ブリアンツァ」、手打ちパスタと炭火焼き料理が魅力の「オルケストラ」が選出。

また、日本のソウルフードである焼き鳥も、フレンチのテイストを取り入れた「YAKITORI 燃es」がランクイン。

さらに、こだわりの食材を使った「すきやき あさい」、名店で修業を積んだ職人が握る「鮨処 やまと」など、日本食の名店も健闘を見せています。

まとめ:進化し続ける東京の食を「ミシュランガイド」で体感

ミシュランガイド東京2025に掲載された新規・昇格店は、東京の食シーンの進化と多様性を改めて証明するものとなりました。今後も、新たな才能と革新的なアイディアが、東京の食文化をさらに豊かにしていくことでしょう。

あなたもぜひ、ミシュランガイドを片手に、進化し続ける東京の味覚を探求してみてはいかがでしょうか。