スバルのフラッグシップSUV、レガシィ・アウトバックの誕生30周年を記念した特別仕様車「30th Anniversary」が発表されましたね。 ブラックのエクステリア、上質なナッパレザーを使ったインテリア、STIチューニングダンパーなど、まさに集大成と呼ぶにふさわしい一台です。
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レガシィ最後の勇姿を目に焼き付けておきましょう。](https://news.yahoo.co.jp/articles/e5819fa3f8c960ef144cafa45985104fd68b6782/images/000)
しかし、同時に日本市場向けレガシィの生産終了が発表されました。2025年3月末で、1989年から続くレガシィの歴史に幕が下ります。
北米では新型も開発中? レガシィの未来
日本での生産終了は寂しい限りですが、ご安心を。 主力市場の北米では販売が継続されるほか、次期型(8代目)の開発も進められているそうです。
スバルの危機を救ったレガシィの誕生秘話
1980年代、日本の自動車メーカーはこぞって排ガス規制をクリアし、成長を遂げていました。しかし、スバルは違いました。当時の主力車種「レオーネ」は、ライバル車に対して競争力が低く、会社存亡の危機に瀕していたのです。
そんな中、起死回生を賭けて開発されたのが初代レガシィでした。「日本一、いや世界一のセダン/ワゴンを作る」という明確な目標を掲げ、プラットフォームからエンジンまで全てを新設計。水平対向エンジンも新開発のEJ型となり、2Lターボは220psを発生するなど、当時のスバルの技術力を結集した意欲作でした。
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初代レガシィは、スバルの技術力の高さを証明しました。](https://news.yahoo.co.jp/articles/e5819fa3f8c960ef144cafa45985104fd68b6782/images/000)
レガシィの成功は、スバルを窮地から救い、世界的な自動車メーカーへと押し上げる原動力となりました。36年間、日本の自動車史に名を刻んできたレガシィ。その功績は、これからも語り継がれることでしょう。