リトアニア議会選、中道左派野党が第1党に 政権交代へ


[ビリニュス 27日 ロイター] – バルト3国のリトアニアで27日、議会選挙(一院制、定数141)の決戦投票が行われ、13日の第1回投票と合わせて、中道左派の野党・社会民主党が第1党に躍り出た。

シモニテ首相率いる中道右派の連立政権は物価高や公共サービスの悪化、経済格差の広がりを背景に支持率が低迷していた。ロシアの脅威に懸念が強まる中、社会民主党は国防費を現在の高水準に維持すると公約し、現政権が財源確保に向け増税したことを批判してきた。

公式な集計結果によると、開票率99%の時点で社会民主党が52議席を獲得。シモニテ首相の祖国同盟は28議席となった。

社会民主党のブリンケビチュウテ党首は記者団に、「リトアニアのために」、「農民・グリーン同盟」の2党と連立を組む公算が大きいとし、過半数を確保するとの見通しを示した。

暫定集計によると、リトアニアのためには14議席、農民・グリーン同盟は8議席を獲得したとみられる。



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