マンションの駐車場で起こった衝撃の事件。駐車スペースを巡り口論になった末、なんと女性が男性の車にSUVを故意にぶつけるという事態が発生しました。
些細なことから始まったトラブル
事件は9月26日午前10時ごろ、韓国のとあるマンションの駐車場で起こりました。エレベーター修理技師の男性が点検作業のためマンションを訪れた際、駐車スペースが見つからず、一台のSUVの後ろに車を止めようとしました。
すると、SUVの所有者の女性が現れ、無言で男性の車を携帯電話で撮影し始めました。男性が「移動しましょうか?」と声をかけると、女性は「人がいるとは知らなかった」と言い放ち、自分の車の方へ歩いて行きました。
逆ギレした女性の行動
男性が「何かおっしゃいましたか?」と尋ねると、女性は「何?アジュンマ(おばさん)って言ったの?」と激高。その後も、男性が一時的に空いていた障害者用駐車スペースに車を移動させた際にも、「障害者用スペースに駐車した」と因縁をつけ、再び写真を撮り始めました。
そして、口論がエスカレートする中、信じられないことに女性はSUVをバックさせ、男性の車に勢いよくぶつけたのです。男性は「まさか車がぶつかってくるとは思わなかった」ため、車を避けることはできませんでした。
保険会社も巻き込んだ騒動に
問題はその後、事態はさらに複雑化します。女性の加入する保険会社が「男性は車がバックするのを見ていながら避けなかった」として、保険金詐欺の可能性を主張し始めたのです。
この件について、韓国の法律専門家であるハン・ムンチョル弁護士は「最近、保険会社が“保険詐欺”の告訴を乱発する傾向がある。今回の件は、意図的にぶつけてきた相手を特殊暴行で逆告訴すべきだ」と男性にアドバイスを送りました。
ハン弁護士はさらに、「これを“詐欺”だとするならば、ほとんどの交通事故が詐欺になってしまう」と、保険会社の主張に疑問を呈しています。
韓国のマンションの駐車場
今回の事件は、ドライブレコーダーの映像がYouTubeで公開されたことで大きな注目を集めています。日常に潜む駐車トラブルが、一歩間違えれば大きな事件に発展する可能性も示唆しており、韓国社会に改めて議論を巻き起こしています。