世界を魅了した歌声、突然の別れ
イギリスの人気ボーイズグループ「ワン・ダイレクション」の元メンバー、リアム・ペインさんが31歳の若さでこの世を去ってから約2週間。8月16日、アルゼンチンのホテルでバルコニーから転落死したという衝撃的なニュースは世界中のファンに悲しみをもたらしました。
監視カメラが捉えた悲劇の瞬間とは
当初、死因は明らかにされていませんでしたが、ここに来て新たな情報が浮上しました。イギリスのデイリー・スター紙によると、ペインさんが転落する瞬間が監視カメラに捉えられていたというのです。
アルゼンチンのジャーナリスト、ポーラ・ヴァレラ氏は、現地のテレビ番組「ソシオス・デル・エスペクタキュロ」に出演した際、衝撃的な映像の内容を明らかにしました。ヴァレラ氏によると、ペインさんはバルコニーで意識を失った後、そのまま転落したとのこと。
「メディアには公開されていませんが、バルコニーの監視カメラ映像には、リアムが意識を失い、そのまま転落する様子が映っています。もし彼がベッドのそばにいたら、ベッドの上に落ちていたでしょう。彼は自ら命を絶ったわけではありません。この映像は公式な捜査資料として保管されています」とヴァレラ氏は語っています。
リアム・ペインさんが転落死したホテルのバルコニー
薬物疑惑、捜査の手はホテル従業員へ
さらに、ヴァレラ氏は、ペインさんと親しい関係にあったホテル従業員が、ペインさんの死因と疑われる薬物を提供した疑いで捜査対象になっていることも明らかにしました。
ペインさんの死後、検察当局は、彼がホテル3階のバルコニーから転落した際、薬物による「精神錯乱状態」で「意識がもうろうとした状態、もしくは完全に意識不明の状態」だった可能性が高いという声明を発表しています。
早すぎる別れ、悲しみに暮れるファン
11年前、日本にも訪れた「ワン・ダイレクション」のメンバーたち。彼らの歌声は世界中のファンを魅了しました。
11年前、日本を訪れた「ワン・ダイレクション」
突然の別れに、世界中のファンが悲しみに暮れています。真相究明が待たれる中、ペインさんのご冥福をお祈りいたします。