北朝鮮兵が投入される戦場は「肉ひき器」…ロシア軍の人海戦術で犠牲者続出


【写真】開戦以来ロシア兵500人超を射殺 ウクライナ軍の29歳ドローン操縦士ビクトル・ステルマフさん

 2022年2月にロシアがウクライナ侵攻を開始してから何カ月間も戦場はウクライナ領土に限られていた。ウクライナはモスクワを射程圏内とする長距離ミサイルの使用許可を西側に求めていたが、戦争拡大を懸念する米国などの反対でロシア本土では使用できていない。

 ただしウクライナは今年8月6日に戦車や装甲車を中心とする機甲歩兵部隊でロシア国境を越える奇襲攻撃を開始し、クルスク州の20以上の小都市や村など一時は1300平方キロメートルにわたるロシア領土を占領したという。ウクライナ戦争が始まって以来、ロシア領土が戦場となるのはこれが初めてだった。

 双方は機甲部隊、ドローン、戦闘機、ミサイルなどの戦力をクルスク州に投入し3カ月にわたり激しい戦闘が続いている。とりわけロシアはクルスク州奪還に向けチェチェン特殊部隊など大規模兵力を持続的に投入するいわゆる「ミートグラインダー(肉ひき器)」と呼ばれる人海戦術で多数の犠牲者を出している。英国防省によると、ロシア軍の月間最大死傷者数は今年5月に1262人だったが、クルスク州での戦闘が始まってから9月はロシア軍の1日の平均死傷者数が1271人と一気に跳ね上がった。9月だけで3万人以上の死傷者が出た計算になる。

朴国熙(パク・ククヒ)記者



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