FNNプライムオンライン
日銀の審議委員が講演で、今後の利上げについて触れ、継続をするべきとの姿勢を強調しました。
日銀の高田創審議委員は、三重・津市で開催された金融政策懇談会で講演し、追加の利上げについてトランプ政権の関税政策を踏まえ、「米国による関税政策が水を差さないか注視したい。足もとは利上げのいったん休止局面だ」と述べました。
一方、企業による賃上げや価格転嫁が順調に進んでいることを念頭に「一定期間の様子見の後、再びギアシフトを続けていく状況だ」として、利上げを継続するべきとの姿勢を強調しました。
日銀は、6月の政策決定会合まで3回連続で追加利上げを見送っていて、植田総裁もトランプ関税を巡り「不確実性が極めて高い」として追加利上げに慎重な姿勢を示しています。
フジテレビ,経済部