木村拓哉さんの西田敏行さん追悼コメントが物議 「虹の橋」表現で波紋広がる

木村拓哉さん(51)がラジオ番組で、10月17日に逝去された西田敏行さん(享年76)を追悼した際の発言が、一部で物議を醸しています。西田さんとの共演経験もある木村さんは、10月27日放送の「木村拓哉 Flow」(TOKYO FM)で、「本当にたくさんの笑顔をありがとうございました。虹の橋を渡った向こう側ではきっと好きな音楽を聴きながら、大好きなお酒だったりとかを楽しんでいただきたいなと思いますね」と故人を偲びました。

「虹の橋」表現の是非

しかし、この「虹の橋を渡る」という表現が、本来ペットの死を悼む際に用いられる婉曲表現であることから、故人への追悼の言葉として適切だったのかどうか、議論が巻き起こっています。SNS上では、「人間、特に大先輩に対して使う言葉ではない」「配慮に欠ける」といった批判の声も上がっています。

西田敏行さん西田敏行さん

ペット専門誌ライターの鈴木美紀氏(仮名)は、「『虹の橋』の表現は、ペットロスに苦しむ飼い主の心情に寄り添う言葉として、20年ほど前から広まりました。家族同然のペットを失った悲しみを表現する上で、優しい響きを持つこの言葉が選ばれるようになったのでしょう」と解説しています。

「虹の橋」の由来

鈴木氏によると、「虹の橋」の由来は、スコットランドの女性エドナ・クライン=リーキー氏が60年以上前に愛犬の死を悼んで書いた散文詩『虹の橋(Rainbow Bridge)』にあると言われています。この詩では、亡くなったペットは虹の橋のたもとで飼い主を待ち、再会を果たした後に共に天国へ渡るとされています。

「本来は飼い主とペットの再会を描いた心温まる物語ですが、それが転じてペットの死そのものを指す表現として定着しました。現在では犬や猫などペット全般に使われていますが、人間に対して用いる例は聞いたことがありません」と鈴木氏は述べています。

木村拓哉さん木村拓哉さん

木村拓哉さんの過去の炎上騒動

木村さんは昨年、ジャニー喜多川氏の性加害問題が浮上した際に、自身のInstagramで敬礼ポーズと共に「show must go on!」と投稿し、大きな批判を浴びました。今回の「虹の橋」発言も、意図せずとも波紋を広げる結果となってしまいました。

西田敏行さんは「虹をつかむ男」という作品に出演されていますが、今回の木村さんの発言とは直接的な関連性はないと考えられます。

まとめ

木村さんの追悼コメントは、故人への想いが込められたものであったことは間違いありませんが、言葉選びの難しさ、そして言葉が持つ影響力の大きさを改めて認識させられる出来事となりました. jp24h.comでは、今後も様々な情報を発信していきますので、ぜひご覧ください。