香川県宇多津町に完成した「四国水族館」が報道陣に公開された。松沢慶将館長は「いろいろな楽しみ方を提案できる、新しいタイプの水族館」と話した。
外観は、町にゆかりのある塩田や塩にちなみ、白を基調としたシンプルなデザイン。建物は2階建てで、延べ約7200平方メートル。約400種類(1万4千点)の生物を展示する。
瀬戸内海に面したプールでは、5頭のマダライルカが練習中の技を披露。飼育員の合図に合わせて、ジャンプやスピンをした。
四国ならではの水の世界を表現しており、鳴門海峡の魚が泳ぐ水槽「渦潮の景」や、太平洋をイメージした「綿津見の景」などがある。芸術作品のように楽しんでもらおうと、一部の水槽には額縁を模した飾り付けをしたという。
当初は20日の開業を予定していたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で延期。3月下旬にあらためて開業日を発表する。