インド西部アーメダバードで6月12日に起きたエア・インディアのボーイング787の墜落事故を巡り、インド民間航空省は12日までに、初期段階の調査報告書を発表した。
事故機は滑走路を離陸した直後、コックピットにあるエンジンへの燃料供給スイッチが何らかの理由で「オフ」になった結果、推進力を失い、墜落につながったと指摘している。
当局は今後、さらに詳しい調査を進め、スイッチが切り替わった原因を調べる。現段階では、機体の製造業者や運航する航空会社に対し、特段の対策は求めていないという。
事故では、乗員・乗客241人と地上で巻き込まれた19人の計260人が死亡。乗客1人だけが奇跡的に生き延びた。